箕面ぶらり散歩Part2〜勝尾寺園地

                          平成10年 7月 12日(日)                           天候: 曇り時々晴れ                               同行: 単独         
  前日の雨があがり、久しぶりに過ごし易い日となった12日。しかも今日は参議院選挙  投票日。義務を果たして、昼からぶらりと勝尾寺園地へ向かうことにする。      
 勝尾寺境内より最勝が峰を望む
  勝尾寺園地は10年以上も前から、隣の西国札所勝尾寺、EXPO記念の森と共に1ヶ  月に1、2度は出かける場所。以前は結構穴場だったのだが、この頃は大分認知されてき  たのか訪れる人も多くなった様だ。今日も集会場でミニ音楽会の様な会が催されていた。   芝生広場の横から郷土の森を左に見て、林道(勝尾寺線)を進む。鬱蒼とした杉の植林  帯、杉花粉の調査の説明板を過ぎ、左にカーブするとまもなくで沢の源頭部。林道はここ  で尽きる。キンポウゲの花に混じって、ハグロソウの小さなピンクの花。本来は秋の花だ  が、今年は全ての野の花の開花が早いようだ。                      小さな沢を横切って山道に入る。植林の為薄暗く、昨日の雨のせいか道も湿っぽい。風  もなく自分が立てる物音のみの静寂をウグイスの声が破る。                 視界も無くほぼ直線状に詰め上がる感じで結構きつい登りである。一気に汗が吹き出る。  一ヶ所だけ大阪平野から生駒方面が見渡せる地点で小休止。やっと風が吹いてきた。眼鏡  の汗を拭く。                                     突然前が明るくなったと思ったら、高圧線鉄塔の下の下草が刈られた場所である。鉄塔  には山下線bQ4とあった。見上げるとぽっかりと曇りがちの空。             鉄塔下に標識あり「霊園1km、勝尾寺山門0.7km」。               尾根筋沿いの道は尚も登り勾配。                           尾根のコブ状の高みに出た所で道はやや不明瞭となるが、左に一旦鞍部へ降った向こう  に下草が妙に青々とした同程度の高さのコブがある。標高は約570m程のようだ。     それを登り切った向こう側に標識。東海自然歩道との合流点。開成皇子墓 1.4km  とあった。                                      左側に緑色のフェンス。なんだろうと思っていると1台の軽乗用車。こんな所にこんな  立派な路とはといぶかしんだのだが、北摂霊園の取り付け道路だとは後で気づいた次第。   フェンス沿いに進むと茨木市泉原に出るのだが、一寸下草がきつそうに見受けた。     丸太のベンチがあったので小休止。例によっておーいお茶1Lをゴクリ。マムシグサが  実をつけている。オカトラノオの白い花。その横をサーッとシマヘビが...。      「そうだ。マムシに気をつけねば...。」と気づくとなんだか気持ち悪くなってきた。  ご対面せぬ様、これからはわざと地面を蹴って歩くことにする。              勝尾寺方面へ路を採る。ここからは大した起伏もない。最勝尾根に出たようだ。      再び植林帯の中に入るとまもなくレトロ調の標識を見つける。阪急スタンプハイク 西  谷、忍頂寺−勝尾寺とある。記念に写真を一枚撮っておく。              
林内にひっそりと古い阪急すたんぷハイクの標識が ...
  二回目の高圧線鉄塔の下を過ぎるとすぐに清水谷園地への研究路5号分岐。少し辿って  みると、清水谷をどんどん降っていく路。湿って下草も多そう。さっきのマムシが頭をよ  ぎり今回は割愛。適当で且つ相変わらずの軟弱であります。(^^;v             勝尾時園地との分岐を過ぎて5分程経ったろうか、多くの人声が聞こえる。         丁度見覚えのある勝尾寺へ降る道との出合い付近。ヘルメットを被った人達が10数名。  まさかこんな所でクライミング?                            実は檜の枝打ちのボランティアの方々。作業が終わり、勝尾寺へ降る直前のようでした。   ここでついて降りても良いのだが、さっきの勝尾寺園地へ降る路が気になる。ここは戻  ることにする。                                   やや急勾配をうねうね降ると、またまた植林帯。今度は山腹をジグザグに降る。と、植  林帯が途切れ、竹が繁った場所に出た。小さな沢の源頭部のようで路は下草が刈られてい  る。2、3日前はブッシュだったんでしょう。助かりました。               マムシに気をつけ、トレッキングポールで足元の草を叩きながらの下山行。出くわした  ところは芝生広場の西側。と言うことは、この路が政の茶屋のビジタセンタでもらったガ  イドマップにある、園地から最勝尾根へ登る路だったようである。フムフム納得。      行きがけにも盛況だったミニ音楽会はまだ続いているようである。駐車地へと戻り、T  シャツを着替える。                                  さわやかな一陣の風が吹いてきた。以前、ツリフネソウを見つけたところへ行ってみる が見つからず。16時前、帰途につく。                     
   【タイムチャート】    12:30     自宅発    13:15     出発    13:20     林道勝尾寺線終点    13:40     高圧線鉄塔    13:50     東海自然歩道出合    14:10     高圧線鉄塔    14:11〜14:20 研究路5号分岐(至清水谷園地)    14:25     勝尾寺園地分岐    14:30     勝尾寺分岐    14:40頃     勝尾寺園地分岐    14:55      勝尾寺園地
  勝尾寺園地のデータ    【所在地】 大阪府箕面市    【標高】  約340m〜600m    【備考】  勝尾寺の東に広がる神戸営林署が整備した園地で、EX          PO記念の森と並んで、気軽に自然に親しむのに箕面で          は結構穴場的存在でしたが、最近駐車場が整備され、利          用者が増えてきたようです。園地には展望台、郷土の森          集会エリア等があり、バーベキューも可能です。          園地の裏山は訪れる人も少ないようですが、道標もあり          迷う事はありません。          尚、箕面山系、箕面国定公園については          「ニホンリスに遭遇、箕面ぶらり散歩」          「箕面最勝が峰」          「ササユリはまだ?最勝尾根から天上ケ岳」等をご覧下          さい。
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