北アルプスデビューは薬師岳
           【第3日】 そしてついに薬師岳

北薬師岳と薬師岳の中間稜線から薬師岳。右手に薬師平から太郎兵衛平が見える

平成22年 8月 9日(月)
【天候】曇りのち晴れ時々曇り
【同行】別掲


 夕食は5時半。ほうじ茶の茶漬けが美味かった。食べてしまえば、少々のだべり以外は
もうすることがない。この小屋も一人一畳あてがわれたのでラッキーだった。布団を敷い
て転がる。相変わらず寝つきが悪く輾転としていたが、横のMさん曰く、鼾をかいていた
とかで、浅い眠りについた時もあったらしい。そんなことで深夜1時頃だったか、トタン
屋根をバラバラ叩く音にはすぐに気付いた。雨だ。小用のついでに覗いた小屋の玄関に掲
げられた黒板の天気予報では、「午前は曇りかキリ。午後は雨か雷雨」とあったのを思い
出す。但し、降水確率は20%から30%だったので、薬師岳山荘に着く予定の午前中一
杯までもってくれればどうにかなろうと楽観視してもいたのだが、天候の悪化が早まった
のだろうか。五色山荘の主人が山だから大なり小なり一日一度は降るよと言っていたこと
だったが、やっぱり不安が過ぎる。雨は強弱を繰り返していたが、3時前には上がったよ
うで、代わりに木々を揺るがす風の音が強くなる。明るくなるのを待つ。

 午前4時。そろそろ皆もごそごそしだす頃合いだが、今日は少し動きが鈍いようだ。4
時半。薄明るくなり、小屋の中も薄ぼんやりしてくる。枕元にある明かり取り用の小さな
ガラス戸越しに覗いてみる。霧は出ていない。

 5時半に朝食。外へ出てみると玄関先からの展望は存外いい。スゴノ頭など昨日の縦走
してきた山々も明瞭だ。曇ってはいるものの、雲高は高く、これならあまり雨の心配はな
さそうで、五色ヶ原山荘の主人の昨日の話通りに推移しそうで安堵する。でも、念の為、
レインウェアのパンツとスパッツは装着しておくことにしよう。

 午前6時前。皆に混じって小屋の横から林の中へ。右に折れて山腹を廻り込む坂道に入
る。左手遥か下に黒部川の源流部が覗く。岩の重なる廊下と想像していたが、結構、河原
があるではないか。遠くには雲の平から黒部五郎岳などの山並みがくっきりと白いガスの
上に浮かぶ。

 まず直線距離で1.3kmの間山までが一区切り。いきなりの急坂の連続に息を切らせて
思わず立ち止まる。途端に虫の襲撃だ。ブヨも混じっているらしくおちおち立ち止まって
いられず、これはつらかった。この後も虫の襲撃は森林限界を越える辺りまで執拗に続い
てやっと収まった。しかし急登はさらに続く。その内に右手の視界が開け、朝焼けのピン
クの空の下、鍬崎山の向こうに富山平野、そして富山湾が広がりに歓声を上げる。黒々と
伸びているのは能登半島らしい。
シラビソごしに富山湾と能登半島が

 はっきりした稜線上、ハイマツ帯に達すると右に雪田を見る。その下には小さな池があ
る。湿ったところを好むイワイチョウの花の白さが目立つ。

まず間山に向かってハイマツ帯を行く

 登山路には点々とカラフルな登山者。例のジモティの小父さんらと前後しながら進む。
先行する登山者が上部の稜線上に小さいが、そこまで登っている人達がことのほか羨まし
い。(笑) ようやく行き着いた間山(まやま)(2585m)は目立たない丸い小さな高
みであるが、小屋と北薬師岳との中間点にあって、ペースを測るいいポイントになる。三
角点が置かれているが、その標石は地面から抜けて無残な姿。誰か埋め戻してくれないだ
ろうか。(笑)小休止に一息つくが、まだ本命、薬師岳の姿は見えない。次の目標はここか
らだと一番の高みに見える2832mの標高点ピークである石の山だ。

間山付近から2832m峰。北薬師岳が左手
に突端を見せるだけで本峰はまだまだ先だ

 尾根道から一転、小さな浅い谷間を歩く。このあたりも点々とチングルマ他、高山植物
の花が咲く。デジカメに収めたい個体もあるけれど、なにせしゃがんだ後にザックを背負
って立上がるのが億劫なのだ。(^^; 谷間の窪みから左へ上がってハイマツ帯の中のジグ
ザグの道をゆく。雪田の上を通り抜けた非常に冷たい風が吹きあげてくる。天然クーラー
の風は火照った体に心地よい。

 ようやく北薬師岳や薬師岳本峰が視界に入ってきた。刻々とガスが湧き上がってくるの
で、山が全貌を現す時間は長くない。そんな中、五色ヶ原山荘から一緒だったテン泊の学
生パーティが稜線を等間隔の一列縦隊で歩いていく光景に出くわした。山の大きさに比べ
て、なんと人間の小さいことか。それにしてもここから見ると、学生たちは金作谷カール
によって研がれたナイフの刃の上を歩いているようだ。(下図)

ガスに煙る北薬師岳。山頂直下を
学生のグループが行くのが見える

 2832mの標高点ピーク。絶景ポイントだ。振り返れば、先ほどまで立っていた間山
を中央に歩いて来た稜線が一望である。黒部川を挟んだ向かいの台地には雲の滝が出来て
盛んに動いている。目を戻せば初めて尾根の向こう側(西側)が目に入り、眼下に森林の
緑に囲まれた中、青い水を湛えた湖は下山地点の有峰湖である。その向こうには富山平野
と富山湾。遠くに横たわる能登半島。未明の雨に洗われて視界が良く伸びる。しばし見惚
れる景観。登って来た者にだけ許されるパノラマである。

 そこから先は巨石累々とした中をペンキの丸印に導かれながら北薬師岳へと辿ることに
なる。コンパスや財布など小物を巨石の間隙に落とせば二度と拾えない。上着のジッパー
は閉まっているか、ザックのポケットも大丈夫か確かめておこう。(笑) 

 慌てると息が切れるのでゆっくりと同じペースで歩を進める。さっき学生たちが登った
ナイフの刃のような痩せ尾根も、実際に歩いてみれば浮石に注意していればそれほど危険
なことはない。ほぼ同じ角度を保つ稜線の道。逸る気持ちを抑えつつ、ハイマツ帯を避け
るように進んで狭い北薬師岳の山頂に立つ。小屋からちょうど3時間であった。

 山頂には腐食した木の山名標識が一本立つ。その横に立てばまさに大パノラマだ。立山
連峰の向こうに剱岳が立山曼荼羅の針の山さながらの姿を見せている。そして天を衝く槍
ヶ岳と穂高連峰の峨々たる姿。南方向には市女笠を伏せたがごとき笠ヶ岳だ。下山方向に
は薬師平小屋と太郎平小屋も緑の中にある。さらに太郎平小屋から折立への下山路が、薬
師岳と平行にまっすぐに伸びているのもわかる。小屋を経由して今日はあそこをまだ歩か
ねばならないと思うと、ちょっと気が遠くなるけれど。(^^;

北薬師岳から金作谷カールを抱える薬師岳本峰

 近いように見えて薬師岳本峰との間は結構な距離がある。エアリアマップで40分とあ
ったのも頷ける。東側にある残雪の金作谷カール、中央カールの縁が稜線を形成し、それ
が小刻みにアップダウンを繰り返し、岩屑のザレた場所には気を抜けない個所が幾つも待
っていて、少し怖い目にも遭う。ここは一歩一歩着実に行くのみだ。

 天気は回復傾向で青空が広がってきた。いいぞ、もう天気の心配はなかろう。稜線の小
広い場所で念の為にと穿いていたレインウェアのパンツとスパッツを脱いで、元のウェア
に履き替える。雲上でのストリップだ。(笑) 

 道は尾根を跨いで右左しながらつけられている。岩がキレット状にえぐりとられた向こ
う側は日陰に真っ白な雪がまだ分厚く残っている。歩幅に合わない巨石をやっこらせと越
えていくと、ゼッケンを付けた単独兄さんが追い抜いて行く。トランスジャパンレースの
参加者らしい。心中で「頑張りや。みんなとはちょっと遅れてまっせ」減らず口を叩ける
のは少し余裕が出てきた証拠か。(笑)

 休み休みながらも本峰直下。斜めに上がっていくと薬師如来像が納められた祠の後ろ。
ゴロゴロ石が重なった山頂、やれやれ、ザックを下せるぞ。まずは三角点を拝みに行こう。
すると薬師の祠の東側に、欠けた部分をセメントで補強された可哀そうな標石はあった。

青空をバックに薬師岳山頂にて

 次いで、山頂の祠を覗いてみた。中央に30cm位の金色の薬師如来。石地蔵のほかにキ
ューピー人形まで置かれているのはなんでだろう?(笑) ま、そんなことはどうでもいい
が、ともあれ無事登頂を感謝しておこう。因みに祠が雪に埋もれるため、冬季、仏像は麓
へ降ろされるとのことだ。

 朝が早かったので少々しゃりばて。正午まではまだ2時間もあるけれど、三角点の横、
剱岳を眺めながら贅沢な昼食といこう。遮るもののない大展望だ。東側に長々と北アルプ
スの裏銀座の山並みが上下し、水晶岳辺りで赤牛岳の尾根と合流している。その横は長大
な雲の平。黒部川の源流地帯である。こんな景色を見ながら食べるカップ麺もそうそうな
いだろう。(笑)

 折角のことだから長居をしたいところだが、先が長いので昼食タイムは30分余りで切
り上げる。名残惜しいので、薬師さんに挨拶。記念に山頂の石を一つポケットに収めてお
く。

 500mほどは薬師岳の長い稜線で、先端に石の建造物が見ながらのプロムナードだ。
左手は巨大な中央カール。ここにも沢山の雪が残る。中央カールの縁に見えているのが東
南尾根だ。昭和38年、未曽有の三八豪雪時に薬師岳を目指した愛知大学パーティ13名
全員が遭難死した東南稜である。稜線のやや西側につけられた道を行く。左上の稜線上に
四角いケルンと避難小屋跡が見える。周囲は氷河が残した典型的なモレーン。デブリが分
厚く堆積している。ジグザグにつけられた踏み跡を歩くと、ザラザラ、ガラガラと乾いた
音を立てる。記念にここでも岩屑を一個頂いておこう。石車に乗らぬように注意して歩く。
振り返れば薬師岳の山頂はもうガスにまかれている。グッドタイミングで登頂できたよう
だ。(^o^/
薬師岳小屋に向かってまっしぐら。奥の太郎平小屋
から杖立へ向かう木道も稜線上に見える
右奥には有峰湖の青い水面

 岩屑の山肌にジグザグにつけられた踏み跡を辿る。ザッザッザッ。自分が立てる石の音
と、耳をすり抜ける風の音の外は聞こえない。きわめてゆっくりと薬師岳山荘の茶色の建
物が大きくなってくる。中学生か高校生のグループとすれ違う。薬師岳にはこちらから登
る方が楽だろう。

 まだ木の香のする薬師岳山荘。今年はほんの一週間前にオープンしたばかりということ
で、ヘリで運ぶ際に使う黒いネットがまだ解かれていない荷物が幾つか置かれたままだ。
五色ヶ原山荘から一緒だった地元のおじさん二人組は、今日はここ泊まりだそうで、もう
ゆっくり荷を解いている。

薬師岳山荘から薬師岳方向を振り返る

 一服してまだ先へ。山頂から薬師岳山荘と太郎平小屋が存外近くに見えたので、30分
も下れば行き着くはずだと思っていたら、なんの、なんの。甘かった。歩けど歩けど太郎
平小屋は近づいてこない。依然としての歩き難いガラガラ道を黙々と進む。のどが渇く。
小憩の間隔が次第に短くなり、水を補給することが多くなる。そうしてようやく薬師平。
ケルンを左に見た辺りで、歩きやすい木道に変わったのでほっと一息。だがこれも甘かっ
た。まるっきり涸れ沢そのもののような歩き難い道がこの先に待っていたのである。今日
は天気でよかったが、降雨があれば川に変わるかも。そんな道だ。

 この沢道、少しわかりにくい分岐もある。岩につけられた白い丸印や赤い布キレを確か
めながら進もう。20分近くこんな状態を続けると、いつの間にか沢水が現れてくる。木
の間隠れに見えるカラフルなテントは薬師平のキャンプ場らしい。あれ?登り?キャンプ
場からまた登りが控えているとは...。(キャンプ場があるのは薬師峠という鞍部なのだ)

 ザックを揺すり上げ、大息をついてキャンプ場を過ぎる。登り階段。一歩が重い。間が
悪く雲間から太陽が顔を出した。一気に汗が噴き出す。なんとか50mほどの登りをこな
すと、ようやく太郎平小屋の建物が小さく視界に入る。思わずホッと太い溜息。現金なも
ので木道を歩くスピードも上がる。風も出てきたので少し楽になる。そんな時、木道に腰
かけてソフトクリームを舐めているオジサンがいた。嗚呼、羨まし〜い!

太郎兵衛平の木道の先に太郎平小屋の建物が...
これが意外に遠いのです

 小屋の横手に水が出ているよの声に、空になったペットボトルで駆けつける。塩だらけ
の顔を洗う。「冷たぁ〜!気色ええ!」

 太郎山の麓に造られた太郎平小屋は富山県警の臨時派出所も設置されているこの辺りの
拠点。カレーやコーヒーも飲むことができる。景色もよく水晶岳や北ノ俣岳、雲の平が指
呼である。沢山の登山者がたむろする中、ベンチの腰かけて久しぶりにザックを下す。両
手の曲げ伸ばしがギクシャクするので見れば、少し鬱血して浮腫んでいるようだ。ザック
で締めすぎたのかもしれない。

 バス便がないので太郎平小屋で大型タクシーをチャーターしてもらう。その約束時間は
4時半。現在1時。エアリアの標準タイムは3時間10分。標高差は約1000m。是が
非でも下らねば。(^^; 五光岩、三角点、折立と各ポイント間を凡そ一時間の行程と見て、
粗々計画を立てて下ることになる。

 最初は太郎平の中で平坦な道。木道でもあり歩きやすいが、次に現れたのが例のゴロタ
石を適当に寄せ集めた道。これがまた歩き難いのなんの。結局、こんな道が行程のほぼ三
分の二を占めるのだ。『近くて遠きは田舎の道』とはよく云ったもので、いくら歩いても
景色が変わらない。そんなことでここが2000m越えの高原なのだということもつい忘
れがちになる。気づけば周囲はお花畑。イブキトラノオ、チングルマ、タテヤマリンドウ、
ハクサンイチゲなどが咲いているのだが、もう珍しくもないのと先を急ぐのとであまり目
に入らない。というより、日光から逃げる所がなく、兎に角暑いのだ。だから無心でひた
すら足を前に伸ばしていたことだ。そんな中、どこからか爆音が聞こえてくると、頭上を
富山県警の青灰色のヘリコプターがあっという間に飛び去って、太郎平小屋の方向に消え
ていった。

 太郎平小屋を今夜の宿にするらしい幾組かのパーティとすれ違う。長丁場に皆さん大分
お疲れの様子だ。そりゃあ標高差も1000m以上あるしなあ、なんて、人のことは言っ
てられない。まだまだ先は長い。そして、目標時間よりもかなり早く、シラビソの林のこ
んもりした高みを見つける。これが2196mの標高点らしく、その先に床几が置かれて
数人が休息中。エアリアマップのいう五光岩のベンチ。兎に角ここでまず休憩。このまま
座っていれば涼しいのだが...。

 さて、一息ついたら次の目標、三角点『青淵』に向かってただひたすら歩くのみ。やが
て道は林の中の道にとって代わる。日光が防げるので一瞬喜んだが、今度は風が来ない。
道は相変わらず枯れた河原の中みたいな歩き難さ。標高が下がるに従って下界の暑さが忍
び寄ってくる。おまけにアップダウンが結構あって、疲れた足に堪える。気づけばアカモ
ノの実が鈴なりなのだが、見入る気力もない。とはいえ、三角点までも当初の予定通りの
タイムで到着できた。ここにも床几が置かれていて助かる。再びどっかと小休止。

 通常ならば、ブナやミズナラ、ナナカマドなど、なかなかいい森林浴の道なのだが、ま
だ標高差500mを下らねばならない。急降下、水平を繰り返す道は半端でなく長く感じ
て飽きてくる。その長いこと。古い道標に杖立まで30分とある所まで辿りついてようや
くもう終わりだと実感できた。

 車のものらしい音が響いてくる。ふいに右手に現れた立派な十三重塔は愛知大学の遭難
供養塔。その先の明るい広場が登山口であった。フーッ!!何はともあれ見つけた自販機
で缶コーラをプシュッと開けるのももどかしく一気飲みだ。(笑)

折立登山口に降りてきた。フーッ!

 もう待機していた大型タクシーは8人乗りのワンボックスワゴン。有峰口までの有料林
道が通行止めの為、車を置いた立山駅まで大回りして戻る。地元のタクシーも書き入れ時
ですねえなどと運転手さんに問いかけるが、やっぱりこの長い山道はしんどいそうで1日
せいぜい2往復ですとのことだった。1時間以上かかってようやく見覚えある立山駅の駅
舎が視界に入ってきた。

 JR富山駅裏のアパホテルに宿をとって、打ち上げの宴会。行動中は雨にも降られず、
さりとて陽にも炒られるほどでなく。最高の山行となったことを感謝し祝杯を挙げる。と
はいえ、帰宅したのち、唇や耳たぶ、果ては耳の裏まで皮が剥けてきたのだった。(笑)




【タイムチャート】
5:55スゴ乗越小屋発
7:03〜7:09間山(三等三角点)
8:122,832m標高点ピーク
8:55〜9:05北薬師岳(2,900m)
10:11〜10:46薬師岳(2,926.0m 二等三角点)(昼食)
11:01避難小屋
11:25〜11:30薬師平小屋
12:26薬師平キャンプ場
12:48〜13:10太郎平小屋
13:44〜13:54五光岩ベンチ
14:52〜14:57三等三角点『青淵』(1869.8m)
16:07折立登山口

【同行】裏人さん、幸さん、たらちゃん、まきたさん、水谷さん(五十音順)



■『【第1日】 室堂から五色ヶ原こちら

■『【第2日】 越中沢岳を越えスゴ乗越小屋こちら


薬師岳のデータ
【所在地】富山県富山市
【標高】2,926.0m (二等三角点)
【備考】 立山の南に位置し、北アルプスを代表する峰の一つです。
北薬師岳と呼ばれる北峰と本峰とからなり、黒部川の峡
谷に向かって金作谷、中央、南稜の三つの雄大なカール
が形成されています。山頂は眺望雄大で剱、立山、槍、
穂高など北アルプスの主だった山々、有峰湖、富山湾、
能登半島が一望です。西南稜を下ると薬師平小屋、その
先に太郎平小屋があり賑わいます。
■日本百名山
【参考】
エアリアマップ『剱・立山 北アルプス』



本峰から金作谷カールと北薬師岳。右の峡谷は黒部川の上ノ廊下

間山手前付近から。大日岳の連峰と室堂平が眺められ、立山連峰の左の肩に剱岳が姿を見せる

   トップページに戻る

inserted by FC2 system