谷山谷から谷山尾根お手軽周回
 平成15年 9月27日(土)
【天候】晴れ
【同行】単独
白島の林道終点につけられた指導標


 よくあることで、久方ぶりに絶好の好天が予測されているのにも関わらず、今いち、テ
ンションが上がらず。朝は早めには起きたのだが、ぐだぐだとしていたらもう昼。(^^;
このままじゃ勿体無いし。明日は子供の運動会だし。というわけでとりあえず箕面へでも
でかけるか。

 とりあえず水分とおやつを仕入れて新御堂。10月オープンの外資系スーパーは殆んど
出来上がっている。(これから道が混むやろねぇ....。)

 突き当たりの白島で右折し、すぐの白島東で左折、池のほとりの狭い道を上がっていっ
て水神社の鳥居を行き過ぎた辺りに車を止める。今日は自宅を出たのが1時と遅いし、相
変わらずテンションの盛り上がりにも欠けているしで、ブラーッと軽く谷山谷から入って
谷山尾根で戻って来る積もり。ゆっくりと仕度を整えて林道を北へ進む。

 建設業者の建物の間を縫って道なりに行くと、谷山川を渡って左手に延びる少し荒れた
林道がある。ひと夏過ぎて、伸びた雑木の枝々の為に少し暗い感じがする。右手に砂防堰
堤を見ると林道は終点。右の岩肌に何かの採掘跡かもしれない洞穴がある。その前から草
むした踏み跡が山あいに伸びているが、蜘蛛の巣だらけでしかも湿った感じがして、この
時期は歩く気がしない。

 谷に沿って植林帯に入る。直ぐに近頃整備された「みのおネイチャークラブ」の小さな
道標プレートがナラらしい大木の幹に設置されているのに気づく。

 谷の流れ沿いに更に奥へと向かう。何度か流れを渡り植林主体のやや暗い道を進めば、
才ヶ原分岐。去年のオフはこの才ヶ原方面からやってきたのだった。

 尚も暫らく進むと、谷の水の騒ぐ音も漸く小さくなる。谷筋の踏み跡と別れて右手の尾
根筋に登る。小さな高みへ上がり左に折れる。

 ついでなので勝尾寺南山へ寄っていく。山頂へ向かう小さな尾根筋上の踏み跡は、誰も
歩いていないのだろう、先日の丹波の高見城山と同様に蜘蛛の巣が多い。注意したつもり
が、べっとりメガネに張り付いてしまった。後でメガネのレンズを見ると、なんと蜘蛛の
巣の縞模様までハッキリと残っていたのには笑ってしまった。

 ここも枯れた松が多い。猪の掘り返し跡。その中を上を目指して登っていけば見覚えあ
る勝尾寺南山の三角点に出る。相変わらず展望は南側のみ。大阪空港から阪神間、更にそ
の向こうの霞んだ先に海が見渡せた。

 汗を拭って一息入れる。北へ下りる踏み跡を確かめると蜘蛛の巣だらけ。こりゃかなわ
ん。来た道を大人しく降りる。

 勝尾寺南山の取付きは三叉路になっていて、山裾を巻いて北から西方向へ伸びていく道
がある。一度辿ってみよう。

 七丁石標のある辻に出た。谷山尾根道との出会い。焚き火跡横に手頃な石があったので
座っておやつタイムとした。

谷山尾根道の途中にあった私設の道標

 高い梢の上から聞こえるコツコツという音はゲラ類が餌を探している音だろうか。時折
吹く風が心地よい。暫らく憩って谷山尾根を下る。ここも勝尾寺の旧参詣道の一つだった
のだろう。人々の足で深くU字型に掘られた道が続く。ゆるゆると下って行く道には、幾
つかの作業道が錯綜する。概してヒサカキなど常緑樹が多い。その為、やや暗い雰囲気は
否めない。麓の街並みが垣間見えてくる頃、右手の小さな尾根筋の道に別れて暫らく辿れ
ば、水神社の小さな本殿。大正6年建立の石標を見て、つづら折れの地道の参道を歩けば
水神社の鳥居は直ぐである。

 漸く日は西に傾いて、木々の陰は濃い。高い空は本格的な秋の到来を示している。弱弱
しいツクツクホウシの声を背に、久方ぶりの箕面徘徊を終える。


【追記】
 帰宅して流れてくるラジオのニュースをふと耳にして驚いた。箕面の如意谷でハイカー
がオオスズメバチに襲われて10人程も刺され、内1名は念の為入院したとか。あのまま
才ヶ原へ向かっていれば危なかった所だった。識者によれば、この時期、スズメバチは獲
物が少なくなって気が立っているという。筆者もカチカチと牙を打ち鳴らして警戒音を発
するスズメバチに何度か遭遇したことがある。何せ相手の方がスピードがあるし、人間を
見ても逃げずに向かってくるから熊なんかより余程恐ろしいものだ。気をつけなくちゃ。



【タイムチャート】
13:10自宅発
13:40〜13:45林道路肩(駐車地)(Ca140m)
14:08才ヶ原分岐
14:35勝尾寺南山取付き
14:42〜14:45勝尾寺南山(406.9m 三等三角点)
14:50勝尾寺南山取付き
14:52〜14:55谷山尾根出合(勝尾寺七丁道標)
15:28白姫神社鳥居横
15:30林道路肩(駐車地)




勝尾寺南山のデータ
【所在地】大阪府箕面市
【標高】406.9m(三等三角点)
【備考】 谷山尾根から勝尾寺南山
箕面ぶらり散歩Part4〜点名『萱野』を踏む
を参照下さい
【参考】2.5万図『広根』



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