有馬温泉〜金の湯
平成15年 4月 6日(日)
天候: 快晴
同行: 単独
有馬温泉「金の湯」玄関



 前略

 今回は有馬温泉は「金の湯」です。前回約束しました様に、「銀の湯」をご紹介しまし
たからには「金の湯」のレポートもやらねばなりますまい。丁度、魚屋道を歩きたかった
ものですから、それと引っ掛けて訪れてみました。

 魚屋道で六甲最高峰へ登って、番匠屋畑尾根で下るというコース。なかなか面白かった
です。9時半頃登りだしたでしょうか。2時頃には下山してきて「金の湯」に向かいまし
た。快晴で気温も高く絶好の行楽日和。その上、何か有馬川の川原で祭りをやっておりま
して、左褄の綺麗どころも何人か、観光客のレンズに納まっておりました。遠目ですがな
かなか美人でありましたよ。(笑)ということで、有馬の街中は人と車で渋滞です。それ
を縫って「金の湯」の建物にやっと行き着きました。暖簾の前に「日本第一神霊泉」たら
刻まれた石碑があります。ふむふむ。道後、白浜とならんで三大古湯に数えられるんです
なぁ。なんせ舒明天皇や行基が入浴したらしいといいますから古いですね。

 やっぱり満員なんだろうなと思ったら、案の定であります。受付でロッカーのキーを貰
って二階に上がります。入った脱衣場も満員。浴場も満員です。浴場中央は普通の透明の
湯。目当ての金泉は奥にありまして、赤茶色のすごい色をしています。帰りに中年夫婦の
会話を漏れ聞きましたが、「赤だしの味噌汁の様やなぁ」と、いみじくも仰っておられま
した。言い得て妙ですね。湯口から流れ出している湯は透明なんですが、空気に触れると
一気に赤くなるんだそうです。含まれる鉄分が酸化するんですな。所謂、錆ですね。掬っ
てみますと湯の中に点々と錆色の粉のような物が無数に浮かんでいました。これが錆び色
の原因なんでしょう。ちょっと鉄くさい匂いがします。いやぁすごいもんです。ここの源
泉は82度と高温なので、水で薄めているそうですが、懸け流しなので塩素臭もせず、如
何にも温泉に入っているという感じでいいです。露天風呂があったら最高なんですがね。

 洗い場も満員で暫らく待たされましたが、なんとか運良く利用することが出来ました。
さっぱりして出てくると、次から次へと入浴客。この前の銀の湯もそうでしたが、まあ、
仕様が無いですね。(笑)

 650円と銀の湯より100円高い料金設定ですが、建物周辺には今風のモダンなお店
も多くてこちらの方が断然お勧めです。けれどくれぐれもタオルを湯に漬けない様に。煮
しめたようになりまっせ。(笑)

 ぶらぶらとそぞろ歩いて駐車場へ向かいます。途中、幾つかある泉源の内、天神泉源に
寄ったりしました。ああ愛宕山に寄るの忘れたぁ。又今度にしましょう。それではまた。

草々
■シャンプー、リンス完備ですが、タオルは持参下さい。
有馬温泉「銀の湯」

 有馬温泉「金の湯」のデータ
【所在地】神戸市北区有馬町833
【泉質】含鉄ナトリウム塩化物強塩泉
【温度】82.4℃
【効能】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩等
【備考】 平成14年12月にオープンした神戸市営の入浴施設で、
「銀の湯」の姉妹施設です。近くの有明泉源から引かれ
た源泉は熱湯で水で薄めているそうです。露天風呂はあ
りません。1年間有効の銀の湯とセットの温泉巡り券が
販売されています。      
TEL 078(904)0680


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