やはた温泉
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やはた温泉全景 |
平成11年 6月13日(日)
天候:うす曇り
同伴:単独
こんにちは。白夜の貴公子です。今日は東吉野村からの落とし文です。
ここ、やはた温泉は二度目の訪問です。前回は夏、知人に教えられて家族で避暑がてら
訪れたのですが、知る人ぞ知る明神平の手前であったとは、その時はつゆ知りませんでし
た。当時に較べれば、路も立派になっており、駐車場も広げられています。でも温泉近く
の道路沿いに湧いていた水は跡形もなし。旨かったのになぁ。
去年の秋に明神平を訪ねた時は素通りだったので、今日こそは初めから明神平の帰りに
汗を流すつもりで早めの出発でしたから、2時過ぎには明神平から下山して、温泉の玄関
に立つことが出来ました。自販機で500円を払って入浴券購入。念の為、ザックはフロ
ントのおばちゃんに預けました。
のれんをくぐって脱衣場。そそくさと衣服を脱いで浴場へ向かいます。混む時間をうま
く避けられたのでしょう、先客は数人でした。
ところでここも天川と同じく檜の風呂であります。いいですなぁ、木の風呂は。温もり
があって。手足伸ばしてザブ〜ンと浸かります。
湯は透明で若干色がついているかな?と思う程度です。私の思い過ごしか、少し金気(
かなけ)が感じられました。
10人程が入れそうな湯船からは、ガラス張りの部分を通して緑したたる山々と四郷川
の清い流れが眺められます。今日も沢山の人出です。川原でタープを設営している若いグ
ループ。水遊びの家族連れ、魚取りに興ずる子供達などなど。
若い女性がこっちを見ています。おっと、ガラス張りだから外からこっちが見えるので
は?思わず前を隠して赤面?というほどウブでもないか...。(^^); でも一応気にな
って、後で外から確認しましたが、いわゆるプライバシーガラスになっており大丈夫でし
た。 ハハハ。
程良い湯加減にさっぱりとなったところで、缶ビールを買いに川の側の茶店へ行きまし
たが、ここでは売っていないとのこと。教えられた向かいのふるさと村の食堂へ向かいま
す。
四郷川に架かる釣り橋を渡るとホタルの家があります。ゲンジボタルを養殖しているの
だとか。その横に二宮金次郎の薪を背負った例の像が立っていました。私が通った小学校
にもその当時はありましたなぁ。
ふるさと村は古い木造の小学校を改造して作られた施設です。ここは大阪の堺市と提携
していて、林間学校で都会の子供達が沢山やってくるそうです。そう言えば、堺市の大仙
公園に東吉野村の紹介施設がありましたなぁ。
缶ビールは本館ロビーのソファーで戴きました。と、受付横に貼り紙が。「明神平に行
かれる方は熊出没に注意」とかなんとか書いてあります。ほんまかいな。知らぬが仏とは
このことですね。全然気にしていませんでした。今後注意しょっと、ハハハ。
それにしても明神平で緑に包まれ、温泉にも浸かる。趣味と実益の充実の一日ではあり
ました。
一度訪れてみては如何でしょうか?それではここらで筆を置きます。さようなら。
やはた温泉のデータ
【所在地】 奈良県吉野郡東吉野村大豆生
【泉質】 ナトリウム炭酸水素塩泉
【温度】 20℃
【備考】 明神平から発して、吉野川に合する四郷川の畔に湧く村営温泉です。
ここ東吉野村も天川村と同じく杉材で有名で、その為、建物、浴槽
とも杉、檜がふんだんに使われています。露天風呂はありません。
川を挟んだ北側には古い小学校の校舎を利用した堺市との友好交流
拠点のふるさと村があり、夏は林間学校、キャンプで賑わいます。
又、明神平の入り口の大又には七滝八壺、和佐羅の滝などの名所、
大豆生の手前の鷲家には天誅組の史跡や日本最後のニホンオオカミ
捕獲地の碑などがあります。
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