こぶし荘

	`日時：平成１２年１２月１６日（土）` `天候：晴れたり曇ったり` `同行：単独`
`こぶし荘全景`

　拝啓。
　先週の北摂オフが中止になった代わりと言う訳ではないですが、Ｋさんが音頭を取られ
て、能勢の最高峰の深山でミニオフを企画されたのに参加してきました。通常のルートで
はない北尾根を、分厚く積もった落ち葉を踏みながら低山徘徊したのですが、少し雲は出
たものの、暖かく絶好の日和に恵まれ、久々に楽しい時を過ごしました。

　さて、下山し解散したのは14時過ぎ。まだ時間的にも早く、家まで比較的近いこともあ
って、一寸汗を流していくことにしました。解散した能勢町天王から近い入浴施設は幾つ
かありますが、るり渓にある少々マイナーな「こぶし荘」に向かうことにしました。

　Ｒ１７３から分かれてるり渓方面へ。途中のファミリー牧場はオフシーズンで閉鎖中と
かで閑散として誰も居ません。ゴルフ場の前を過ぎて、右に見えるこぶし荘の駐車場に車
を駐めます。振り返れば、午前中登った深山の南のピークの笹原が綺麗です。
　

こぶし荘前の府道から望む深山高原

　玄関を入ってすぐに受付。入浴料は４２０円と割安です。ロビーには土産物等が並んで
いますが、目当てが風呂なので眺めるだけにします。
　
　左に折れて廊下を行くと浴室でした。なんか銭湯のようで温泉の雰囲気はありません。
それは脱衣室、浴場に入っても同様でした。まあ、宿泊施設「こぶし荘」入浴施設といっ
た感じで、敢えて温泉で集客するというイメージじゃないですね。浴槽も７、８人程度の
大きさのものが一つでこじんまりとしたものです。湯は無色透明で匂いもありません。こ
れも温泉と言う感じがしない理由の一つでしょうか。でも湯加減は熱くも温くもなく、快
適でしたねぇ。

　浴室の窓から外を眺めると、南側の運動広場の向こうに山並みが広がっています。横尾
山と剣尾山です。とくに剣尾山はここからみると富士山の様な秀麗な形をしていました。

　日が翳ってきました。見ると何時の間にか灰色の雲が空を覆ってきて、ぱらぱらと雨も
落ちてきました。帰りは土が畑から宿野廻りで帰宅します。それにしても、久しぶりに快
い一日でした。

註）　シャンプー、リンス、ボディソープ有り。タオルは持参のこと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

こぶし荘のデータ

　　　【所在地】　京都府船井郡園部町
　　　【泉質】　　低張性中性冷鉱泉
　　　【温度】　　不明
　　　【備考】　　日本の音風景百選に選ばれたるり渓の近くに開設された
　　　　　　　　　園部町の町営宿泊施設で、併設されている温泉は１５３
　　　　　　　　　μキュリーのラドンを含み、その含有量は全国第７位と
　　　　　　　　　いうことです。一帯はるり渓高原として整備され、テニ
　　　　　　　　　スコート、ファミリー牧場、フラワーガーデン、レスト
　　　　　　　　　ランがあり、また、深山、半国山、剣尾山の登山口でも
　　　　　　　　　あります。

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