炎暑の一庫公園で水遊び

                          平成12年 7月23日(日)
                          天候: 晴れ
                          同行: 三女朋加


 何処かへ出掛けるつもりが、かみさんに機先を制され、相変わらずの子守り。昨日、河
内長野の滝畑での水遊びに味をしめてか、また水遊びに行きたいという。が、北摂近辺は
どこも昔に比べて水質が悪くなったようだ。能勢の川も10年前は綺麗だったが、各地で
護岸工事が始まってからは格段に悪くなったようだ。

 それならと人工の流れだが、子供には安心の一庫公園でも連れていくかということで、
昼からの出発。

 阪急川西能勢口駅横から県道を北上、猪名川町の紫合で日生中央方面に出、R173を
横切って一庫ダムの堰堤を走る。NTTのアンテナのある高代寺山が見えてきて、左には
知明湖に半島状に突き出た知明山。知明りんどう橋は艤装工事中。

 酷暑からか、丘の駐車場も湖畔の駐車場も空車。丘の駐車場へ車を廻して、坂道を上れ
ばすぐに駐車場。居眠りしていた朋加を起こす。カラスアゲハが野草で羽を休めている。
そーっと近づいて捕まえる。

 駐車場の奥の山際に立入禁止の立て札を発見。よく見ると踏み跡が登っていく。知明山
へ登るようだ。涼しくなったら三角点探しをしてみても面白いかも。ちなみに知明山は、
山のゾーンとして整備される予定だが、ここ2年ほど工事は止まったままである。出来れ
ば、整備は最小限にして、雑木林のままで残しておいて欲しいものである。

 この公園にはごみ箱がない。吸い殻なども落ちておらぬのも気分がいい。芝生の森の広
場から丘のゾーンへ斜面を登る。草むらからバッタ、イナゴ、クサキリが吃驚したように
左右に飛び跳ねた。

 暑い時季には心地よいせせらぎの音が聞こえて「丘の流れ」のそば。「丘の流れ」は全
長200m。最後は噴水のある浅いプールになっている。眠そうだった朋加は早速、浮輪
を掴んで水に飛び入った。こちらも遅れて水の中へ。うす茶色のヒメゲンゴロウが沢山居
る。捕まえて土の上に置いてやると、しばらくモゾモゾした後、飛び立って行った。

 チビが遊んで居る間に、こちらはお菓子をポリポリ。明ヶ田尾山から鉢伏山、箕面連山
の稜線が東南方向にくっきり。EXPO記念の森はあの鉄塔の横ら辺かいなぁと眺める。

 いつのまにか日が傾いている。風が吹いて、日陰は過ごしやすい。ひとしきり遊んだ三
女も堪能したようだ。帰り支度をして、駐車場へ戻ると、アブラゼミに代わってヒグラシ
の声。拙宅近辺は最近はクマゼミしか鳴かないが、あのがさつな音に比べて、なんと涼し
げな事か。車のボンネットに止まったシオカラトンボがツイーッと舞い上がる。澄み切っ
た青空には一筋の飛行機雲でした。


【タイムチャート】

  計測していません。


  
   一庫公園のデータ
      『家族で悠遊』の一庫公園の項を参照下さい。



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