〜網膜剥離〜術後の経過観察A
 
平成23年 4月 29日(金)
天候:晴れ
退院まで咲くのを待っていてくれたヤマシャクヤク



 前回で無理せずぼちぼち自由度のキャパシティを上げていくつもりと書いたが、言うは
易しで不安が無きにしも非ず。失敗したから再度チャレンジというわけにはいかず、失敗、
即、二度とは御免蒙りたい再手術の憂き目に遭うことになるからである。とはいえ、あま
り臆病でもどこまで許されるのかいつまでたっても判然とせず、恐る恐るはこれも精神衛
生上よくない。

 これは術後の回復について三ヶ月は安静にせよ。復職も良くないという医者もいれば、
一ヶ月もすれば過激な運動や重労働をしない限り大丈夫という見方をする医者もいるわで
見解がまちまちであることにも原因がある。そんなことで、手探り状態ではあるものの、
今回お世話になっている開業医のアドバイスを参考に、術後一ヶ月経過を待って、自分な
りの判断で少量のアルコールを解禁したのである。そして解禁後、5日でようやく発症前
の水準、ロング缶1本に到達させた。(笑)

 次に標高差100m程度、往復一時間足らずの里山歩きを敢行した。一週間前、術後三
週間過ぎに往復100Kmほど車を操ったという下準備はあったけれど、目的地へ行く為の
約300Kmの長距離ドライブには、正直まだ果たして大丈夫なのかとの思いがつきまとっ
たのも事実である。結果は幸いとくに異常はなしである。

 さて、肝腎の手術した眼の感覚である。まだ夜は横向きに寝ているせいか、朝、起床す
ると右眼が浮腫んだような感覚がある。だから再発してはいないか、内心は少なからずビ
クビクものなのである。散瞳剤による瞳孔が開いたあの眩しい感覚は10日目頃から消え
てきて、二週間にもなると流石にほぼ解消されたが、毛様体への影響がまだ抜け切れてい
ないのであろうか。眼がやや重い。これは洗顔し、起きてから一時間も経ると気にならな
くなる。飛蚊症は劇的に改善されたけれど皆無というわけではなく、白い壁や青空を見る
と微小な黒点が2、3個、微小な薄い輪っかが幾つか浮遊している。黒点は網膜の裂孔由
来のものなのだろうか。それなら仰向けに寝ていたら網膜に沈殿して、ひょっとして敏感
な黄班にくっついたりしないのか?それに飛蚊症が大きく変化したら即受診が必要だ。目
薬は抗細菌性のものとステロイドの抗炎症剤を日に4回点眼中である。

 そんなこんなで手探りながらも活動の幅を広げつつある今日この頃。ただ、まだ最初か
ら大の字で寝ることに挑戦していない。大事を取って一時間位の昼寝からまず始めてみた
い。五月になれば標高差4、5百mの低山にも挑戦したい。


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