飛び出し坊や
 
平成20年 4月 11日(金)
天候:雨


 車に乗る人でいわゆる『飛び出し坊や』を見たことがない人はいないだろう。とりわけ
狭い道を走っていると「あらよっ!」という感じで道端から駆け出してくる姿が目につく。
普通は風景に溶け込んでいて見過ごされがちなものであるが、しかしちょっと興味を抱こ
うものなら、あちこちから浮き出してくるから不思議だ。そしてそうなると地域によって
特色を持っているものが含まれていることがわかってくる。例えば、河内長野では「聖徳
太子」。ここには聖徳太子の墓所の叡福寺がある。過疎で子供がいないのか、南丹市の美
山町だったと思うがなんと「おばあさん」。こうなるともう『飛び出し坊や』ではなくて
『飛び出しばあさん』だ。いや、杖を突いたおばあさんがはたして飛び出すのかという別
の疑問が湧いてくる。(笑)

 というわけで近頃気になり始めた『飛び出し坊や』。こんな大阪弁で言う『しょーもな
いこと』にかかずらわるのは小生くらいなものであろうと思ったら、他にも先達が多々お
られることに気づいた。有名なところでは、あの『見仏記』のみうらじゅん。その他にも
カテゴリー分けや分類までしている人がいるから驚きである。手製、量産品。一般物、キ
ャラクター物。設置方法。などなど。もっとも、高圧鉄塔をひたすら写しまくっている人
や、マンホールの蓋に執心している人もいるのだから、びっくりするほどのこともないの
かもしれない。

 さて、この『飛び出し坊や』について更に調べてみると...。
■名前...『飛び出し坊や』がポピュラーだが正式名称ではないらしい。『飛び出し小
僧』、『飛び出し君』等と呼ぶものもあるという
■出没場所...当然、学校の近くや通学路。最近は都市部での生息が減少とのこと。
■出生...不明。車の増え始めた昭和40年代頃か
■購入方法...通販やDIYの店で買えるそうな。価格は大体6千円見当。結構高いの
だ。予算の限られているPTAなぞが手作りし、結果、バリエーションが増えるわけであ
る。

 てな具合。ううむ。調べれば調べるほどなんだか奥が深そうな『飛び出し坊や』。徒然
にこれからもこつこつ、バリエーションを増やしていきましょうか。



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