懸案の三等三角点『芝』へ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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一昨年は豊中市内の三角点を巡ったが、懸案として残ったのが新御堂筋沿いの新船場問 屋街近くの三等三角点『芝』。当時は暑い時期でもあったし、取付きをどこにするか探索 しただけに終わった。その成果?から新御堂筋の側道と青山台3丁目から延びてくる車道 との出会い付近と、この車道と千里体育館横から北上する府道121号線の交差点近くの いずれかがアプローチしやすいことがわかった。尚、箕面側は石垣になっていて登ろうと すれば、挙動不審者と思われること必定である。(^^;
フェンスがあるが、1箇所扉のない部分がある。勢いのない笹が生えているが、薄いとこ ろを狙って進んでみた。でも枯れ笹や木の枝で阻まれる。そこで目の前の小さな尾根に取 り付くことにして、といってもせいぜい5mくらいの急斜面を登るだけだけれど。それを 強引に上がるとなんといい踏み跡があるではないか。豊中と箕面の市境を辿る踏み跡だろ う。それを北方向へ300m。モチツツジやソヨゴ、コナラの生える明快な尾根だ。ビッ クリしたのは丸太擬木の階段が3段ほど忽然と現れたこと。昔、峠道でもあったのか、そ れとも小さな自然公園を整備したのか。近辺には千里緑地というのがちょくちょくあって、 その一環で作ったのだろうか。不思議である。そうして一段高い場所に、心無い者に傷つ けられたらしい角が欠けてしまった三等三角点を見つける。保護石はなしだ。意外であっ たのは西側に展望があったことで、新船場や中山方面が大きく広がっていた。 帰路は北に続いていそうな踏み跡をたどればいいのだが、スーパー銭湯に出てしまいそ うなので、すぐに東に折れて下草の少ない部分を選って下ると、5分ほどで予想通り、も う一つの取り付きに選んでいた場所に出ることが出来た。 開発がほぼ完全に進んでしまった豊中では、北摂の雑木林の風情が残っているのは、こ こくらいなものではないだろうか。そういう意味では貴重な林ではある。少しだけ縦走? も出来たし、豊中の三角点の中では待兼山と並んで、プチ低山徘徊ができる三角点だ。皆 さんも散歩がてらにどうぞ。(笑) でも夏はやめた方が無難でしょうね。(^^; これで豊中市で踏める三角点は網羅。満足、満足、です。
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