久方ぶりに赤目の滝
 
平成18年 9月16日(土)
【天候】曇り一時小雨のち晴れ
【同行】すみれさん、もぐさん
赤目渓谷の入口
サンショウウオから水が出る「じゃんじゃの水」


 折角の三連休も台風13号と秋雨前線の影響で雨予想。でも先週も山歩きしていないし、
二週連続禁足状態じゃストレスが溜まるばかり。そこで一番良いと思われた土曜日に、も
ぐさんのリハビリトレッキングにお供。当初は湖西の山に行くことにしていたけれど、そ
の当日、なんと出発しようとしたその矢先に機先を制するような小雨。午後から小雨とは
聞いていたけれど朝からとは、ちと話が違うではありませんか。(^^; ということで、急
遽、雨でも歩ける赤目四十八滝に行き先変更です。

 赤目には五年ぶりでしょうか。その時、初めてイワタバコとその花を見て、写真に撮っ
たのはいいけれど、ピンボケで赤紫の星型の花はボケボケだったのはご愛嬌。その後は青
蓮寺温泉へ寄って、香落渓経由で帰ったのを覚えています。

 赤目の名の由来は、昔々、役行者が修行中、目の赤い牛に乗った不動明王が出現したこ
とに由来するとか。渓谷の玄関口はサンショウウオセンター。管理料金300円を払って
中へ。何故だか甲羅の大きさ50cm位のケヅメリクガメが2頭飼われています。亀もこの
位になると人間並みの糞をするらしい。太さも長さもコリャ人間のじゃないの、と思える
ほど大きいのには変に感心したのでした。

 雨模様なので人が少ない。『四十八手』じゃない、四十八滝の最初に現れるのは行者滝。
でも何といっても赤目五滝に数えられる不動滝は迫力があります。遊歩道の橋から眺める
姿は水煙を上げてなかなかのもの。しかも今日は水量が多いから尚更です。

 四十八滝の中には、まあ滝とはいえない急流に毛が生えたものまでが数えられているら
しい。というより、もともと「始終、滝が見られる」って意味でしょう。主なものは20
程で、なかんずく最初の不動滝と共に五滝に数えられる布曳滝、千手滝、荷担滝、琵琶滝
らが綺麗です。私目の好きなのは布曳滝です。今日の布曳滝は水量が多く、”布”という
より”バスタオル”って感じでありましたが...。

 雨はそこそこ降っているようですが、木々が雨除けになって傘不要。まるで雑草のよう
に生えているイワタバコの岩壁を伝って、花や滝を撮りながらゆっくりと最上流の厳窟滝
までの3.3kmを2時間かけて歩きました。その厳窟滝の前で昼食。綺麗なヤマジノホト
トギスが咲いていました。

 帰りは雨も上がって、途中にある茶店には、往路には一人も見かけなかった観光客が今
は20人ほども休憩中。観光バスも着いた様で団体さんも繰り出してきました。早めの時
間に歩いて正解でした。

 入り口に戻ってくると空には青い部分が多くなり、陽射しも出て、秋らしい雲も流れて
います。何だか午前と午後が予報が逆転したような天気。『女心と秋の空』だったか、あ
てにならない空模様に振り回された感じだけれど、珍しい花はなかったものの、ゲンノシ
ョウコやハグロソウ、アキギリなどもそれなりに咲いていて、こんなのんびり山歩もまた
楽し。ご同行の皆さん、有難うございました。またお付き合いください。



滝の表情それぞれ

不動滝(赤目五滝)(H=15m、W=7m)
最下流にある豪快な滝

千手滝(赤目五滝)(H=15m、W=4m)今日は
水量が多く、岩にせかれる姿が見られませんでした

布曳滝(赤目五滝)(H=30m)
遊歩道から滝の全容が見渡せる華麗な滝

荷担滝(赤目五滝)(H=8m)
赤目渓谷のシンボル。個性は一番でしょう

琵琶滝(赤目五滝)(H=15m)
優美さは随一でしょう

巌窟滝。最奥にある滝です



【タイムチャート】
7:00北急桃山台駅西ロータリー
9:05〜9:15駐車場
9:20日本サンショウウオセンター
9:55千手茶屋
10:05布曳滝
10:40百畳茶屋
11:06荷担滝
11:20〜11:22琵琶滝
11:35〜12:20巌窟滝(昼食)
13:00百畳茶屋
13:32布曳滝
14:00〜14:05日本サンショウウオセンター
14:10駐車場



赤目四十八滝のデータ
涼味満点、赤目四十八滝散策」を参照して下さい。




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