とがやま温泉「天女の湯」 | ||||
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とがやま温泉全景 |
拝啓
立秋も過ぎましたが、まだまだ蒸し暑いですね。
この時期、山好きの皆さんはアルプスをはじめとした高山に行かれるのですが、小生は
相変わらず低山徘徊です。今日は但馬の氷ノ山でした。標高は1500mありますので、
流石に山頂は風が吹くと寒いくらいなのですが、何せ登山口は600m足らず。木々に囲
まれて風もなく、難行苦行でした。(笑)
汗だくなので帰りはR9沿いの温泉をと、行きに物色していたのですが、2箇所ほど目
に付いた内の一つが生憎定休日。必然的にここに落ち着いたのであります。
国道沿いからやや山側に引っ込んでいますので、余り目立ちません。看板が頼りです。
斜面に新しくできたような道をくねくねと登っていくと、赤い幟が林立していて、右手に
新しい建物が見えてきます。もっと空いているかなと思っていたのですが、駐車場には結
構、車がありました。地元の人が良く利用しているのでしょうね。
愛想のいい若い女性が出迎えてくれました。こういうの気分がいいですね。小生も中年
おっさんですのでね。(笑) 自販機で入浴券を買って、下足箱のキーと一緒に受付に渡そ
うとしたら、キーは持っていて下さいとのこと。「おお。珍しいシステムじゃ」
風呂は「展望の湯」と「森の湯」の二つあって、奇数日、偶数日で男女入れ替えるらし
いのですが、今日の男湯は「森の湯」。1Fに降りていきます。(受付は2F)
ガラリンと引き戸を開けると左がサウナ、岩風呂の浴槽があって、頭上から水が降って
くるジェットバスもあります。小生はこれらには目もくれず、かかり湯をしてすぐ露天風
呂に直行しました。
大きな露天風呂。全体に明るい感じです。湯船の岩が花崗岩のように明るい色であると
同時に、付着した湯の華が白いからでしょう。湯は加水で循環式だろうとは思うのですが、
それほどカルキ臭がしません。浸かってみたら重曹泉らしく、一応、肌がすべすべしまし
たが、もう少し濃い源泉風呂が別にあってもいいかもしれません。
雨がパラパラしていましたが、それも上がり、ヒグラシが鳴き出しました。蝉の声を聞
きながら露天風呂に入るというのもなかなか贅沢なもの。しかもヒグラシ。都会では考え
られませんなぁ。鳴いてもクマゼミで余計暑苦しいですものねぇ。
洗い場のシャワーも水圧が高くて良かったですし、ブラッと立ち寄るにはいいかもしれ
ません。でもスキーシーズンの土日は混むのでしょうねぇ。
敬具
とがやま温泉「天女の湯」のデータ | |
【所在地】 | 兵庫県養父市八鹿町高柳488−1 |
【泉質】 | 塩化物炭酸水素塩泉 |
【温度】 | 28.0℃ |
【効能】 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病など |
【備考】 |
平成12年にオープンした温泉です。「天女の湯」とい うだけあって、源泉は重曹成分が多く含まれ、岩風呂の 「森の湯」と木の湯船の「展望の湯」は男女隔日となり ます。施設内には軽食堂、休憩室が完備され、予約すれ ば、障害者用のケア浴場が利用できます。アクセスはR 9八鹿バイパスの西1Km、看板が目印。また、JR八鹿 駅から全但バスが出ています。 TEL 079−665−6677 |