一宮温泉「まほろばの湯」 | ||||
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一宮温泉「まほろばの湯」全景 |
前略
ご無沙汰でございます。久々に文、差し上げます。ちょくちょく温泉に行ったりはして
はいるのですが、駄文にまとめるのが何となく億劫で...。申し訳ありません。
さて、今回ご紹介するのは、兵庫県は一宮町の一宮温泉「まほろばの湯」です。これも
久々に遠出した播磨の千町ヶ峰へのスノーハイクの帰りに寄ったものです。R29沿いに
は「生谷温泉」、「よい温泉」と露天風呂を備えた温泉が幾つかありますが、一宮温泉は
3年前に出来たばかりのようで、"未湯"であので訪ねてみました。
千町ヶ峰で雪と戯れ、R429を三方橋まで戻ってくると、右手の高台の土手に「一宮
温泉」と書かれた看板が見えます。交差点をそちらに向かうと、新しく取り付けられた道
路が導いてくれます。「まほろばの湯」というと何となく奈良にある温泉のように思われ
ますが、一宮温泉のある辺りは縄文時代から平安時代にかけての複合遺跡らしく、一帯は
家原遺跡公園として整備されていて、その一角に温泉の建物があるのでそう名づけられた
とのことです。近くには揖保川が流れていますし、山に囲まれた盆地状の地形は暮らしや
すそうではありますね。
復元された古代の建物を眺めながら上っていった高台が駐車場で、その少し下に真新し
い平屋の建物がありました。玄関を入ると、まずは地元の特産品コーナーなどの売店が目
立ちます。帰りに買って行くことにしましょうか。
売店の前が受付で、入浴券の自販機はなく、下足箱の鍵を受付に預けてロッカーキーを
もらうシステムです。風呂は川の湯と山の湯があって、日によって入れ替わるらしいです
が、今日の男湯は山の湯でした。
内湯は木で出来た結構大きな浴槽で、底から泡沫が湧き出るのもあります。それを横目
に早速、露天風呂へ飛び込みました。
山の湯の露天風呂はあずまやの下の円形の風呂で6人くらいは入れるでしょうか。青石
を積んで須弥山のようにした部分から湯が出ています。湯は塩味の透明な湯でpH8と弱
アルカリ性の、所謂、美人の湯ですが、それほどヌルヌル感はなく、素直な感じの湯質で
した。
入浴後は例の売店で土産の物色。廉価で美味そうだったので地元産のブロッコリーとシ
メジを買います。そして畳敷きの休憩室へ。昼寝する人がいるのでしょうね。毛布を無料
で借りられるのは親切ですね。でもレストランに瓶ビールはあるのに、缶ビールを売って
いないのは残念でした。(^^;
というわけで最後に感想です。建物も新しく、入浴した時間的なこともあるのかそれほ
ど混んでもいず、休憩室もあってのんびり出来ます。一つ難点を云えば、洗い場の湯がぬ
るく、しかも出が悪かったのが気になりましたね。でもまあ全体的には合格点でした。何
かの折に寄ってみるのもいいでしょう。それでは、ごきげんよう。悪い風邪が流行ってい
ます。お体ご自愛のほど。
草々
一宮温泉「まほろばの湯」のデータ | |
【所在地】 | 兵庫県宍粟郡一宮町三方町家原624−1 |
【泉質】 | ナトリウム・カルシウム塩化物塩泉 |
【温度】 | 32.2℃ |
【効能】 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾など |
【備考】 |
平成14年に家原遺跡公園内にオープンした新しい温泉 です。地下1300mから湧き出した湯は、体内の水分 と同じ浸透圧を持つアルカリ性の湯です。施設内には売 店、レストラン、休憩室などの施設の他、家族風呂も完 備しています。 TEL 0790−74−8164 |