白雲谷温泉「ゆぴか」

平成16年 6月26日(日)
天候: 晴れ
同行: かみさん
白雲谷温泉「こもれび回廊」



拝啓

 その後、お変わりありませんか。本当に久しぶりの落し文を差し上げます。今回は兵庫
県小野市の白雲谷温泉をご紹介しましょう。

 実は、ある方からのメールで「白雲谷温泉もいいですよ。」とお聞きしていたのですが、
名前も初耳でどこやろ?とネットで調べたものです。すると、「ああ、あの...」と思
い当たったのでした。

 数年前、小野アルプスを縦走した折りに、最後に降り立った所が黍田町で、確か温泉ス
タンドがあったような。そしていずれ施設を建設するという風な説明書きがあったような
記憶があったのですが、正にそれだったのです。

 久しぶりにかみさんを連れて、いつもの如く昼からふらりと出かけました。山陽道が出
来たのでアッちゅう間。三木小野ICで降りて、万歳橋で加古川を渡ればすぐで、案内板
が出ているので、迷うこともありません。一般道から立派な取付け道路が出来ていたので
面食らいました。

 整地した丘の上は大きな駐車場です。ランランバスとかいうコミュニティバスの停留所
もあって便利です。その停留所の横に高山遊歩道がありました。案内板を見ると、そこか
ら小野アルプスへの縦走路があるらしい。NTTの山から東は余り綺麗な道は無かったよ
うに思うのですが、「ほうっ。あれからまた整備されたんや」

 木を組み合わせた回廊風の明るいエントランス(こもれび回廊)を入るとロビー。右手
に入浴券の自販機と受付です。入浴券と下足箱の鍵を預けて、脱衣箱の鍵を貰う仕組みで
すが、昼食がまだだったので、とりあえず左手売店奥の和食レストランへ直行です。

 地ビールあるっていうんで思わず頼みました。冷やしうどんと握り寿司の定食でグイッ
でした。

 大きな彫刻も置かれていて、なかなか洒落た建物です。去年の3月にオープンといいま
すから1年ちょっとで建物も新しい。温泉の名の由来でもある建物裏の白雲谷池を借景に
していると見えて、どこからも池が見えます。露天風呂からも望めて気分がよかったです。

 風呂は「水の湯」、「森の湯」に分かれていて、今日の男湯は「森の湯」でした。天文
台見たいな木製のドームの中に大浴槽があって、その外部に露天風呂。源泉風呂というの
に空いたのを見計らって入ってみました。効能書きには無色透明とありましたが、湯はや
や黄みを帯びているように思いました。泉質はナトリウム泉で、皮膚がヌルヌルする湯。
温泉認定の10倍の濃度だと三菱マテリアルの説明書きがありました。きっと掘削したの
が三菱だったんでしょうね。また、加温する時に源泉を2倍程度に薄め、循環もさせてい
るが、その際に新しい湯で入れ替えてかけ流しにしている云々の説明書きもありましたが、
こういう情報開示はいいことですね。ジェットバス、ミストサウナ、水風呂などは、他の
温泉施設と同等ですので省きます。

 ああ、ビールを飲んだ所為か眠気を催してきました。湯船の横で居眠りです。それにし
ても暑いなあ。またビールが欲しくなってきた。でも共進牛乳でがまんしよ。

 建物も清潔で近くに来た時、寄ってみられてもいいのではないでしょうか。それではま
た。

 そうそう、小野はそろばんで有名ですね。休憩室の前にユニークなそろばん神社ってい
う祠がありましたよ。

敬具

 白雲谷温泉「ゆぴか」のデータ
【所在地】兵庫県小野市黍田町1000番地−1
【泉質】ナトリウム・カルシウム塩化物塩泉
【温度】26.0℃
【効能】神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾など
【備考】 平成16年3月にオープンした新しい温泉です。地下1
300mから湧出する湯は1日260トンと豊富で、温
泉スタンドは無料です。レストラン、休憩室が完備され、
「ゆらぎの間」という面白い空間もあります。また障害
者専用の施設もあります。
TEL 0794−70−0261



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