師走の六甲でキムチ鍋 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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さぁ、キムチ鍋の仕込み開始(記念碑台にて) |
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六甲は記念碑台でキムチ鍋を囲もうと、先週の箕面紅葉オフの際、女性陣から盛り上が った企画。美味そうな企画なので、生来、欲どおしい小生は恐る恐るいっちょ噛み。幾ら 何でも手ぶらでは拙いので、缶ビールを持参することにしたのだが、(^^; おいしい鍋と 何種類にもわたる酒、デザート。更に更に特筆すべきは黒一点のハーレム状態。元々シャ イな小生の顔が赤かったのは何も酒の所為ばかりではなかったのでした。(#^_^#) 11時に記念碑台という粗々のスケジュールで、裏と表から集合することになっている そうな。小生はどちらかというと裏が好き(決してAVのことではない。六甲のことであ る。誤解無きよう)なのだが、実は表からは六甲にまともに登ったことがないこともあっ て、今回は交通至便の表からを選択。普通−特急−普通と乗り継いで、8時18分、阪急 六甲着。市バスで幸さん、のりかさん、たらちゃん、まむさん。起点の六甲ケーブル下駅 で、あかげらさんと合流。これで表組は全員集合である。ここで小生は材料の豚肉、酒を 預かる。山上での美味しそうな鍋と酒のことを思えば、このくらい何のその.....。 って、結構重いのだ。
真っ青な空、ぽかぽかとした日差し。絶好の山日和である。幾度かヘアピンを切って老人 ホームを抜けた突当りを左に折れる。これが高羽道といわれるコースの起点なのだが、道 標がなければ少々分かりづらかろう。
登山道というより遊歩道のような完全整備の道である。しかも緩急、二つの道があるよう で、一行は急を避けて緩やかな方を選択してワイワイガヤガヤ。余りの賑やかさにコジュ ケイが驚いたか「チョットコイ、チョットコイ」と近くで啼きだした。 高圧鉄塔神戸港線bV、六甲線bVと二つの鉄塔の下を過ぎると、緩やかな道を選んだ にも拘らず、結構な急登に変わる。距離は短いものの斜面の一気登りだ。適当に休憩を取 って、1時間程で展望広場に到着である。 下に展開するすばらしい展望を楽しむ。無風なので靄っているけれど、港には沢山の船 が整然と錨を下ろし、沖合いには神戸新空港。左下には納骨堂らしき建物。振り返れば油 コブシらしい高みの向こうに六甲連山。海と山。暖かくて昼寝でもしたい気持ちだ。フア ァ〜アァ〜。 それにしても色々なコースがあるものだ。高羽道一つとってみても緩急各道あり、森林 管理道あり、寒天道あり、渦が森分岐あり。無数のバリエーション。道を覚えるだけでも 並大抵じゃありません。(笑) 油コブシは松に囲まれた尾根の中間点の高みという具合で、見過ごす人も多かろう。そ れでも一ちょ前に兵庫登山会のお馴染みの大きなプレートが懸かる。三角点は風雨やハイ カーの足で周囲の土を削られて大きく飛び出している。標高も従前より低くなっているの ではあるまいか。(笑) ところでこの面白い名前の由来は何であろうか?コブシの木があった?ご存知の方がお られたらご教示のほどを。
カラカラと頭上から音が聞こえてくればケーブル山上駅は近い。別荘や会社の寮の間を抜 けるとドライブウェイ。それを西へ向かえば山上バスが屯する山上駅だ。西に明石海峡大 橋や淡路島も眺められ、東に大阪南港やWTCも指呼の間。流石、標高900m。 ドライブウェイを記念碑台へ向かっていると、なかいさんからもう到着していると携帯 で連絡があったらしい。あと5分です。待っててちょ。 六甲唯一の信号機のある交差点を越えると記念碑台。阪急バス六甲山上バス停、公衆ト イレもある六甲の中心の一つだ。六甲山自然保護センターの前を抜けた見晴らし広場には 六甲の父「アーサー・H・グルーム」の胸像がある。(この付近に四等三角点『記念碑台』 があるそうだが見逃した)その広場のベンチの一つになかいさんの見慣れた顔を見つける。 シャリバテの一同、早速ザックを下ろして材料を取り出す。待ちきれない小生は早くも 紙コップでビールを飲まんと、ザックから缶ビール(ロング缶半ダースをボッカしたのだ) を取り出して、さぁてと....。 「アッ〜レ〜!?」 コンクリの出っ張りにでも当たったのか、針の先ほどの穴が開いたと見えて、缶が一瞬に してエアゾールと化したではないか。メガネがビールの水滴で曇った小生は前が見えず。 のりかさんが穴を塞いでくれて助かったぁ。でも漏れた分、勿体なや。 こんな馬鹿なことをしている間に女性陣は着々とキムチ鍋を仕込む。豚肉、キムチ、白 菜、モヤシ、ニラ、中華麺、即席麺、コチジャン、ラーメン添付の調味料などなど。 「ソレェ〜!みんな突っ込めー」 なんと、まむさんはカートリッジ式のコンロをボッカ。女性パワー恐るべし。そしてアッ という間に2つの鍋が出来上がり。チーズ鱈でビールの小生は、両方の鍋から等距離の場 所に陣取らせてもらって、ネズミコウモリよろしくどっちにも箸を出すのである。
を出し、気がつけば結構な酔い心地。帰りが心配だぁ。でも横がバス停だし、心配無用な のである。 何やかやで気がつけば2時近く。3時間も宴会していたらしい。鍋は殆ど空。みんな良 く食べたようで、満腹、満腹と顔が答えている。でもお菓子は別腹の面々。デザートはた らちゃん持参の京野菜の何とか云うケーキ。よくわからん。けれど、おいしかったことだ け覚えている。 珍しく、天気予報が的中したようだ。鍋で盛り上がっているうちに西から灰色の雲が急 激に空を覆い始めていた。陽が翳り、風も出てきて、酔いが少し醒めた体にはちと寒くな ってきた。急いで後片付けを済ませ、下山である。 協議の結果、美味いソバがあるというので、下りは有馬へ。(この上、まだ食べるんか いオイ、オイ)そこで比較的楽な紅葉谷へ下りなんと、極楽茶屋目指してゴルフ場の間を 進む。けれどついにパラパラと雨が落ちてきて、みよし観音、六甲ガーデンテラスと進む うちに雨脚はいよいよ繁くなってくる。天気は下り坂で回復の見込みもなく、これだけ降 ればしようがない。小生他3名はついに続行を諦めてケーブルで下山することに。裏六甲 へ帰るなかいさん他2名は紅葉谷へそのまま向かうということで、中途で名残惜しいけれ ど、今日のキムチ鍋オフは、山上バスのガーデンテラスバス停で閉会することになった。 そうこうする内にモダンなバスがやってきた。山歩きや散策を途中で切り上げたハイカ ーや観光客達に混じって小生たちもバスの乗客に。バスは一路、ケーブル山上駅へ向かい、 そして、ケーブルカーはあっという間に再び喧騒の街中に我々を戻したのだった。 師走の六甲での楽しい鍋、用意頂いた皆さんにこの場を借りて御礼。有難うございまし た。今度は年末の忘年会だぁ。(^o^)/ ■同行 あかげらさん、幸さん、たらちゃん、なかいさん、のりかさん、まむさん
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