花の里温泉「祥風苑」
平成15年 1月19日(日)
天候: 曇り一時雨
同行: 単独
花の里温泉の日帰り入浴施設「祥風苑」



拝啓
 おかわりありませんか?小生、ここのところ風邪の気味で体調心持ち悪しく、しかも、
今週は天候まで芳しからず、山行きは諦め、代わりに久方ぶりに湯に入りに行きました。

 昨年末、樫田温泉の帰りに通った花の里温泉「山水館」の日帰り温泉施設がもうオープ
ンしているはずです。どんな具合か偵察を兼ねて向かいました。

 もっと車が混んでいるかとも思っていたのですが運良く駐車場へは待たずに入れました。
入場者は3時間無料なので助かります。早速、真新しい建物へ。ロビーには多くの利用客。
履物を脇の下足箱へ入れていると、整理番号を読み上げる係員の声が響きます。「ありゃ?
やっぱり?」と一瞬思いましたが、女性のみだそうで、生来、大阪弁で言う所謂『いらち』
の小生、今日は単独なので安堵します。(^^;

 自販機で入浴料を払います。料金は平日800円が休日は900円とちと高め。受付に
入浴券と下足箱の鍵を渡して、ロッカーの鍵を貰います。風呂は二階だそうで上がって行
きますと男湯と女湯の暖簾が掛かっていました。別に名前はついていないようです。

 もうもうと湯煙立つ浴場に入ります。浴場内は一般浴槽の他に、スーパー銭湯と同じく
サウナ、ジェット風呂、寝湯などの設備があります。それらの設備を抜けてガラス戸を開
けると目当ての露天風呂でした。広さは6畳位でしょうか?和建築風の庇があって、半露
天ですね。当然平地ですので本館の様な景色はありません。ところで湯はなかなかのもの
です。二本目の湯井を掘削し、地下1400mから42度の湯が噴出したとかで、重曹を
多量に含んでいる為、入浴しているとナトリウムの潮解性の所為で肌はぬるぬるします。
看板に美人の湯とあったのはこのことでしょう。色はやや黄濁した感じです。北摂の湯に
よくある鉄分の匂いは余りありませんでした。

 その湯の良さを割り引いても、少し入浴料高いかなと思っていましたが、丁度その時、
隣の若い二人連れの「上にも風呂あるそうやで」なる会話を小耳に挟んだ小生、行ってみ
ることにします。

 湯の加減で少々滑りやすい階段を上がって行きますと、あら、右に五右衛門風呂によく
似た釜風呂が二つ。(信楽焼だそうです)そして御影石の原石で囲われた二三十人は入れ
そうな広い野天風呂が目の前にあるではありませんか。こりゃいいわぁ。早速どっぷりで
す。一日に600トンの湧出量を誇るだけあって、湯も豊富。カルキ臭が無いのもいいで
す。

 湯船は深い部分と膝下位の深さの部分があって、そこを適当に行ったり来たり。庇のあ
る休憩コーナーもあって、これならまあ値段相応やなぁ...。(笑)

 体を冷やそうと湯船から出て塀の隙間から覗くと、近くの河鹿荘や山水館の本館。桜の
頃ならピンクの摂津峡が望めそうです。

 ロビーへ出ると更に混んでいます。小さな売店コーナーでは炭酸煎餅や温泉成分を売っ
ていました。5時には戻らねばならないので、長居もせず、パンフを貰って建物を後にし
ます。この近在じゃピカ一の泉質、一度、訪れて見られては如何でしょうか?

 それではこの辺で。風邪が流行っています。ご自愛のほど。

■シャンプー、リンス完備ですが、タオルは持参下さい。

 花の里温泉「祥風苑」のデータ
【所在地】 大阪府高槻市塚脇4−20−3
【泉質】  ナトリウム炭酸水素塩泉
【温度】  42℃
【効能】  神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、皮膚病等
【備考】  平成14年12月にオープンした花の里温泉の姉妹施設
      です。新しくボーリングした為、本館とは泉質が異なる
      アルカリ性の湯で、湯量600トン/日を誇り、大きな
      露天風呂が設置されています。またレストランも併設さ
      れていて、休憩・食事も可能です。
      TEL 072(689)6700


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