春蘭荘

平成14年 9月 8日(日)
天候: 晴れ
同行: Oさん、Mさん
春蘭荘全景。右奧は篠ヶ峰




拝啓
 またまたお目を汚します。まだまだ残暑厳しい折から、いかがお過ごしでしょうか。こ
ちらは相変わらずの山歩きです。でも峠まで車で上がれて、なお且つ稜線歩きが出来るよ
うな所ばかりを探しての山歩きですから、所謂、若者言葉でいうところのチョー手抜きで
すわね。(笑)

 しかし流石に朝夕は涼しい風が吹き出しましたねぇ。そろそろというわけでもないので
すが、今日はMLの仲間と播磨の千ヶ峰。これで3度目の山ですが、前回は帰りに門柳温
泉に寄りましたので、今回は最寄りの春蘭荘に向かいました。

 市原峠から下りてきてR427の交差点に戻ると、向かいに春蘭荘の案内が出ています。
田圃の中の町道風の狭い道を進むと丹治の集落で、あちこち曲がりながら山裾へ入ってい
きます。要所要所に案内板が出ていますので間違うことはありますまい。

 左にお宮さんの鳥居を見る頃には、一寸した山の中。ほんとにこんな山の中なの?と訝
しむ程であります。尚も進むと、右手のこんもりした小山に、古墳の石室の如き穴が見え
ますが、これは文殊堂の四国八十八箇所の石仏巡りのミニ霊場らしいです。更に一本道を
辿ると、ようやく平屋の建物が現れ、これが春蘭荘でした。

 本来は加美町の老人福祉施設なのですが、こんな辺鄙な所に老人が来るんかいな?とも
考えましたが、まあ車社会だし、家族に車で連れてきてもらうんやろなぁとも思い返しま
した。

 しかし、ここは高台にあって景色良し。しかもこの辺り山好きにとっては最高のロケー
ションです。何といっても鋭鋒大井戸山(千ヶ峰からもよく目立つ山ですね)の南の麓に
あるんですから。東には篠ヶ峰、西に千ヶ峰連山が一望なのです。

 さて、玄関でスリッパに履き替えます。右に受付があって300円也を支払います。そ
れで終わり。半券や入浴券無し。シンプルでええわ。料金もリズナブルです。

 売店コーナーの横を抜けると浴場で、暖簾の前にロッカーがあります。中の脱衣箱には
扉はないので、貴重品はここへ。

 浴槽は黒御影で出来ています。広さは4畳半位でしょうかねぇ。余り大きくありません。
ちっちゃな銭湯といったところでしょうか、奧が気泡風呂になっています。泉質もラドン
が含まれるらしいですが、無色透明でサラッとしたものでした。しかし湯加減は私には最
高でした。尚、洗い場は5つだったと思います。

 きわだった施設ではありませんが、千ヶ峰登山の後の汗を流すにはちょうどいい春蘭荘。
一寸、頭の隅に入れておけばいい温泉施設ではないでしょうか。というわけで、今日はこ
れまで。それではまた。

 そうそう、一度何処かでお会いしましょう。そろそろ日本酒が恋しくなる頃ですしね。
また連絡させて頂きます。

■シャンプー、リンス完備ですが、タオルは持参下さい。

 春蘭荘のデータ
【所在地】 兵庫県多可郡加美町丹治551−1
【泉質】  単純ラドン温泉
【温度】  23.8℃
【効能】  神経痛、リウマチ、自律神経失調等
【備考】  加美町の老人福祉施設春蘭荘にある温泉です。貸切部屋
      もあり、入浴施設は大きくありませんが、清潔で、そし
      て何よりも300円(H14/9現在)と廉価です。千
      ヶ峰登山、ハイキングの後の汗を流すには格好です。
      TEL 0795(36)1381


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