温泉保養館「おじろん」 |
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平成13年11月23日(金) 天候:快晴 同行:単独 |
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温泉保養館「おじろん」 |
拝啓
またまたお手紙差し上げます。
冬の味覚の王者「蟹」も11月から解禁となり、今日は職場恒例の蟹ツアーの日。行先
は美方町。一足先に着いて、宿の近くにある温泉保養館「おじろん」にお邪魔しましたの
で、今回はその報告です。
今年最後の三連休の初日。小春日和に紅葉を愛でようという行楽客で何処も渋滞です。
それを避けながら漸くR9に出、香住への分岐を過ぎて長坂の交差点を左折します。ニュ
ーおじろスキー場の看板が目印です。矢田川の支流沿いに進むと美方町の中心です。町役
場を過ぎたところに「おじろん」の看板。右折して山側へ登っていくと瀟洒な建物があっ
て、それが「おじろん」でした。
受付に下駄箱の鍵を預けて代わりにロッカーの鍵を貰う、よくあるシステムです。料金
と鍵を渡して話を聞くと、通常の風呂は良いのですが、露天風呂に入るには混浴なので水
着が必要とのこと。勿論、露天風呂が第一の目当てですから借りることにします。¥20
0也。(H13/11現在)それにしても、受付の若い女性は美方美人でした。「でもまあうち
のかみさんの方が上やけどぉ。」って云ってみたいですね。ハハハ(^_^)
広いロビーを抜けて男風呂へ。浴室を覗くと露天風呂がない。ありゃあ?
たまたま風呂から上がってシャツを着ていたお兄さんに聞いたら、廊下に出て突き当た
りへ行くのだそうです。云われた通りに行くとエレベータがありまして、上に上がると渡
り廊下がありました。とっとと階段を登っていけば右手が生薬風呂。更に登った所がワイ
ン風呂でした。
ガラス張りのピラミッドみたいな一風代わった建物で、開放感があります。ワイン風呂
旨そうな色のワイン風呂
はプーンと甘い香り。それに薄い赤紫色。所謂、赤ワインですなぁ。これに誘われて入っ
てみました。一寸温めの癒し系の感じ。ゆったり入るにはいいですなぁ。尤もアルコール
は含有していないようなので、酒に弱い方も大丈夫でしょう。(笑)
続いてアロエ風呂。こっちは青色です。ここを抜けると目当ての露天風呂です。黒い石
が敷き詰められていまして、これが足の裏に少々痛いです。(^^;) ヒョイヒョイと足裏に
体重をかけないように、つい、こそ泥の様な歩き方になってしまいました。いやスリッパ
も置いてあるんですがね。(^^;
露天風呂は三角形の屋根に覆われた円形の風呂でした。これもやや温めで湯は無色無臭
の単純泉。余り天然温泉らしくはありません。取り柄はカルキ臭が無いのと開放感でしょ
うか。高台にあるので周囲が見渡せますが、更に山手に道路があるので、男女別にして素
っ裸の風呂っていうのは無理なようですね。(笑)
ぶくぶくと泡が吹き出す辺りでじっくりと浸かります。山は日が暮れるのが早いですね。
露天風呂全景
もう山の端に夕陽が消えていこうとするところです。山の上高くにはもう半月が浮かんで
いました。
露天風呂の方は入った時から誰もおらず、ずっと貸切状態でしたが、ようやく中年の二
人連れ、若いカップルが入れ替わり立ち替わりやって来たのをしおに、戻りました。
水着を脱いで一般浴場へ。湯舟はそこそこ大きく、一応サウナ、打たせ湯が揃っていま
す。体と頭を洗って後にしました。
夕食のビールの為、ここは風呂上がりでも我慢。自販機を視界に入れないようにして「
おじろん」を出ると4時半。受付の美人に聞くと、今日の宿舎はさっきの山手の道路を登
った所。そして、着いた宿のフロントには「おじろん」無料入浴のサービス券がっ!
「ガビーン!!」
さて、感想ですが、通常の浴場だけだと、湯もあまり特徴のない中性の単純泉ですから
料金一寸高いめです。同じ値段ですから、水着持参して絶対、露天風呂にも入るべきです
ねぇ。尚、水着で入る風呂の方には体を洗う施設はありませんから念の為。
それでは、お暇致します。
敬具
■備考:ボディソープ、シャンプー、リンス完備
温泉保養館「おじろん」のデータ |
【所在地】 兵庫県美方郡美方町 |
【泉質】 単純泉 |
【温度】 34.6℃ |
【効能】 神経痛、筋肉痛他 |
【備考】 矢田川の支流久須部川沿いに建つ美方町営の温泉施設で す。男女別の浴場の他に、水着着用で入る混浴の露天風 呂とワイン風呂、生薬風呂、アロエ風呂があります。ま た、2階にはレストランも併設されています。 TEL 0796(97)3232 |