香落渓温泉〜青蓮寺湖畔の湯 |
|
平成13年 8月18日(土) 天候:晴れ 同行:単独 |
|
香落渓温泉のある青蓮寺レークホテル |
前略
あまりに残暑が厳しいので、アルバイトを強いられる所へは行く気もせず、さりとて家
の中も暑い。そこで滝を鑑賞しつつ涼しく散策できそうな赤目四十八滝を歩いてきました。
赤目には風呂巡りもできる温泉もありますが、堪能するのは又別の機会に譲るとして、
今日は青蓮寺湖畔のレークホテルにある香落渓温泉に浸かってきましたので、取り急ぎ落
とし文します。
ここは以前、香落渓をドライブした帰りに寄った事があります。温泉があることは知っ
ていたのですが、日帰り客OKとは最近まで知りませんでした。
一旦、R165へ出て、給油した後、標識に沿って青蓮寺ダムへ向かいます。ダムの堰
堤を渡って左に折れるとすぐにレークホテルへのアプローチです。
ロビーでフロントマンに入浴可能か尋ねます。すると思わぬ返事が...。
「日帰りの方は午後3時迄になっているのですが...。」
ありゃ、当てが外れた。しかしここでどんでん返し。
「でも今、空いていますから、いいですよ、どうぞ。」
というわけで、無事めでたく入浴することが出来ました。(^_^)/
ロビーから階段を降りて行くと、暖簾のかかった入口で、そこから脱衣室に入ると、な
かなかいい眺めです。ガラスの向こうに青蓮寺湖の緑の水面が広がっているのです。これ
は露天風呂に行くともっといい眺めになりました。
浴室の右手、ガラス窓に沿って湯船。この湯船、鹿の口から湯が出る仕組みですが、夜
見ると少し気味が...。少し恐がりなものですから...。(笑)
浴室の奧のガラス戸を開けると左にサウナ、水風呂、露天風呂と並んでいます。勿論、
露天風呂に直行です。
岩風呂風のこぢんまりした露天風呂の湯は無色透明無味でサラッとしています。湖の地
下300mから自噴しているそうで、やや硫黄臭があるとのことでしたが、そういえばそ
んな感じかなってくらいです。
ふと横の岩組を見ると説明書きがありました。打たせ湯を利用する時はボタンを押せと
書いてあります。横にいた見知らぬおじさんがボタンを押すと、穴から思わぬ強さで湯が
落ちてきました。
ところで、ここでのお薦めは、先にも申しましたがその景色でしょうね。眺望の点では
香落渓温泉の露天風呂。右側に青蓮寺湖が広がります
ピカ一でしょう。青蓮寺湖畔の高台から見る緑の湖。赤い鉄橋。おりしも三重交通のバス
がゆっくりと木立に見えつ隠れつ、香落渓の方へ消えていきました。奧に見える山々は香
落渓方面の山でしょうね。雲間から射す西日に深い緑が鮮やかな明るい緑に変化します。
ミンミンゼミと鳴き声と共に、爽やかな風が吹き抜けて行きます。程良い湯加減と相まっ
て、いつまでも入っていたい気分でした。
久しぶりに、帰路は曽爾村経由で帰ることにしました。香落渓沿いの県道はかなり改修
されていましたが、香落渓の環境は逆に悪化しているようです。河原には雑草、水も少し
濁っているようでした。渇水の所為ばかりでもありますまい。
貸し切りのようなR369。車窓の外は涼しい風。でも帰宅したら、豊中はやっぱり暑
かった。
草々
註)シャンプー、リンスは完備ですがタオルは持参下さい。
香落渓温泉のデータ |
【所在地】 三重県名張市青蓮寺峯の山1652 |
【泉質】 ラドン放射能泉 |
【温度】 17.4℃ |
【効能】 神経痛、リウマチ、動脈硬化等 |
【備考】 曽爾高原を源とする青蓮寺川を堰き止めて建設された青 蓮寺ダム湖畔に昭和50年に建てられた青蓮寺レークホ テル内にある温泉です。近辺には赤目四十八滝、香落渓 等の観光スポットがあり、季節には梨やブドウ狩りが楽 しめます。尚、日帰り入浴は11時から15時です。 料金:大人850円(H13/8現在) TEL 0595(63)6211 |