生谷温泉～伊沢の里

前略。

　ゴールデンウィークが始まりましたが如何お過ごしでしょうか？世の中不景気ですから
安近短が多いようで。でも新聞によると不思議と海外脱出組も多いそうで。パラサイトシ
ングル組が多いのですかねえ。小生のようなコブつきには考えられません。せいぜい山歩
きの後の温泉探訪程度ですなぁ。（苦笑）

　で、今回も、恒例Ｋ．Ｓさんの播州オフに参加させて頂いた後の一風呂を紹介します。

　今回の播州段ヶ峰オフは後半が雨に祟られてしまい、余計、汗を流したい心境。オフ主
催者のＫ．Ｓさんも体調が悪く、今回はやむを得ず、登らずに下山地で無線誘導に徹っさ
れていたのですが、体を温めに行くとおっしゃる。それではと昨秋の一山オフで名を聞い
ていた生谷温泉に露天風呂があるというので向かうことにします。場所が一寸判りにくく、
Ｋ．Ｓさんと地元のＹさんに先導してもらいました。

　生谷を「いぎだに」と呼ぶそうです。山崎あたりは元々赤松氏の領地でしたから、いず
れ特別な謂われがあるのでしょう。伊沢川沿いにＹさんの車についていくと、大きな駐車
場の横に新しい和風の瀟洒な建物がありました。折しも入り口手前の渡り廊下風の庇の下
では、山野草の展示即売会が行われています。セッコクにヒメウツギ、ユキモチソウ、ウ
ラシマソウ。イカリソウやヤマシャクヤクまでありました。じっくり見たいところですが、
皆さんもう建物の中。慌てて後を追いかけます。

　受付で５００円払って風呂へ行こうと２Ｆへ上がりましたが、「ん？」どうも宿泊ゾー
ンの様です。１Ｆに戻って、一寸狭い通路を進むと暖簾のかかった浴場入口でした。

　入ると右に大きな浴槽があり、ガラス戸越しに和風庭園が眺められます。左にサウナ室。
小生のお目当ては勿論露天風呂ですから、奥のガラスドアを開けて直行です。

　円形に石組みされた直径２ｍほどの大きさでしょうか。しとしと降る雨に濡れる庭園を
眺めながら、ややぬるめの湯に浸かります。東屋風の屋根があるので雨はかかりません。
湯は無色透明、ややぬめりがあります。後で温泉分析表を読むと、やはりナトリウムが含
まれていました。所謂、美人の湯というやつです。

裸で失礼します。左の知らないおじさんご免なさい
～生谷温泉の露天風呂にて～
画像はK.Sさんにご提供頂きました

　しばらくしてから露天風呂に入って来られたＫ．ＳさんやＪ．Ｓさん、Ｍさんと山談義。
これは湯上がり後の冷たい物タイムでも続きました。そこでも話が出ましたが、体調不良
の為に入院されると云うＫ．Ｓさん。飯より好きな山行きをしばらく断念せざるを得ない
と云います。小生も結石で腰がだるくて居ても立ってもおられず、寝ていてもどうにもだ
るい時がありましたが、それと痛みとは全く違いでしょうが、つらいことは分ります。今
後のこともあり、早く完治されんことを祈るばかりです。
　
　なかなか冷めない体の火照りを、雨で季節にしてはやや冷え込んだ外気に当てると最高
ですね。雨足はやや強まった様ですが、車の窓を少々開けて外気を入れつつ、山崎ＩＣへ
向かいました。

　こちらに来られる機会があれば、ついでに近くの「よい温泉」と共に如何でしょうか。
それではこれにて。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草々

註）シャンプー、リンスは完備、タオルは持参が必要です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

生谷温泉～伊沢の里
	`平成１３年　４月２９日（日）` `天候：小雨` `同行：Ｋ．Ｓさん、Ｊ．Ｓさん` 　　　`Ｍさん`
生谷温泉伊沢の里