花の里温泉 |
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日時:平成12年 1月28日(日) 天候:曇り時々晴れ一時しぐれ 同行:単独 |
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花の里温泉山水館 |
こんにちは。またまた温泉の話題で恐縮です。今回は高槻の摂津峡にある花の里温泉『山 水館』。丁度、以前にお知らせした『かじか荘』の上流にある温泉です。 ここには今日で三度目。小生の気に入った露天風呂があるのですが、近頃、ナトリウム 炭酸水素の湯が出たと聞いて、久方ぶりに出かけたのでした。 昼食を摂って1時半過ぎに家を出ました。どっちつかずの天気で、時折、黒い雲が空を 覆います。寒けりゃ雪なのでしょうが存外気温は高いのでしょう、落ちて来るのは雨粒で す。その雨雲を追いかけるように、R171から高槻市萩谷へ向かう道へ折れて、摂津峡 方面へ向かいます。 『かじか荘』の横から摂津峡公園横の狭い道を辿ると、右手に『山水館』の建物が現れ、 屋上駐車場に入れるのですが、今日は満車状態。仕方がないので一旦戻って、摂津峡公園 の駐車場を借用します。ここから旅館までは川沿いに500m程度ですので、ブラブラと 散策しながら温泉に行くのも良いでしょう。シーズンオフで閉められた茶店や、川面を眺 めながら歩けばすぐです。 山水館の玄関を上がればすぐにフロントです。1300円(平成13年1月現在)と一 寸高めですが、その値打ちは十分あるのではと思いますよ。 着いたのは14時半前。15時に男女風呂入れ替えで、今入れば15時に出ねばならないとの 事。しばらく喫茶で珈琲を飲みながら待ちます。ふと見上げると数々の写真が掲げられて あります。松方弘樹や丹波哲郎、高橋英樹など時代劇スターばかり。京都が近いので温泉 のシーンのロケに来るのでしょうね。 時雨れて暗かった空が明るくなりました。「どうぞ、お入り下さい。」の合図で浴場に 向かいます。新しい泉源が見つかったこと(旅館から600m程下手だそうです)と、タ ウン新聞にも取り上げられたこともあるのでしょう。また、湯の宅配もあって認知度が上 がったこともあるかもしれません。以前来た時より多くの人達です。それでも浴場が大き いのでそれ程の混みようではありません。 もうもうと湯煙が立ち昇る大浴場は、もともとそこにあった8mもの巨岩を生かした作 りになっています。そこを抜けガラス戸を開けると露天風呂です。大きな石のころがる芥 川に張り出したように造られた岩風呂で、真ん中を竹塀で男女別に仕切ってあります。以 前来た時はもっと簡素な仕切で、男性客には楽しみ?だったのですが、今は改築されて大 分きっちりしたものになってしまいました。(苦笑) 湯は、透明で無味無臭ですが、例のナトリウムの含有のお陰で肌がすべすべします。所 謂、美人の湯ですから、次回はカミさんを同伴せねばなりますまい。「ん?誰だ?無駄や と云ったのは? (^^;」 程良い暖かさの湯に、つい長湯をしてしまいますが、暑くなれば外気にすぐあたる事が 出来るのが露天風呂の良いところ。縁に腰掛け景色を眺めます。 対岸は三好長慶も在城した事もあるという三好山(城山)の雑木林。昨日の雨のせいか、 芥川は一際大きな水音を立てて岩を噛み流れています。一羽の白鷺が河原の高い石の上で こちらを睥睨していました。 大岩風呂に戻ります。川沿いにガラス張りになっているので、川を見ながら体を洗うこ とになります。髭を剃り、頭を洗った後は大岩風呂へ。岩の上から湯が流れ落ちています。 ここも好い湯加減でした。 あらためて露天風呂に入り直します。時雨雲が去って、上流の山の端の雑木林に西日が 当たって綺麗でした。 風呂上がりは恒例のビールですが、今日はやめておくことにし、家でゆっくり飲むこと にしました。その代わり、泉源を冷やした水をコップ一杯飲ませてもらいました。癖のな い旨い水でした。 芥川沿いに湯の火照りを覚ましながら歩きます。いつの間にか冬晴れの空が広がり、西 に傾いた冬の柔らかい日の光が、冬枯れの山肌を淡く染めています。それにしても冬の温 泉はいいですね。ほっこりとした一日でした。 それではまた、ご機嫌よう。 註) シャンプー、ボディソープ有り。タオルは持参のこと |
花の里温泉のデータ |
【所在地】 大阪府高槻市 |
【泉質】 ナトリウム炭酸水素塩泉 |
【温度】 42℃ |
【備考】 大阪の奥座敷、摂津耶馬溪とも呼ばれる摂津峡沿いにあ る温泉です。昭和59年に湧出したラドン温泉に加えて、 最近、炭酸水素塩泉が湧き出しました。日帰り風呂は11 時からですが、15時から男女風呂入れ替えの為、男性は 15時以降がお勧めです。近在に桜の名所摂津峡公園、た かつきフラワーパークなどがあります。JR高槻駅から 送迎バスあり。 |